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鍼灸治療はなぜ効くのか

鍼灸治療は東洋医学の考え方に基づく治療法です。鍼灸治療の基になっているのは「気の思想」で、これはのちに経絡思想に発展します。経絡は体にあるエネルギー=気の通りみちで、気が溜まりやすく漏れやすく、刺激すると効果が出やすい経穴=ツボがあると考えられています。経絡は内臓器官と皮膚を結びつける存在で、内臓の異常でも体表にある経穴を刺激することで改善を見ることができます。お腹や頭など痛いときに無意識に手のひらをあてる行動がありますが、これも体内の異常が皮膚に敏感に現れていることから来ていると言えます。鍼灸治療の技術は中国で完成され、日本へは6世紀ころに入ってきました。現在日本にあるのは日本の風土や文化にあわせて独自に発展したものです。日本の優れた技術力で鍼は髪の毛ほどの細さとなり、痛みもなく肌にダメージも残らない手法へと変化しました。こうして日本人が改良を重ねた結果、現在はWHOも注目する繊細な技術へと発展したのです。

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