耳にはしていた鍼灸治療ですが、半信半疑な面では否めない感じでもありました。ところが、数十年前にもなるのですが、鍼灸治療の経験をしたことがあります。というのは、職業柄ということもあるかと思うのですが、朝起きたとたんに右手の親指が動かなくなったことから始まりました。全く動かなくなったわけではないのですが、スムーズには動かなく、指に意識を集中させて、曲げるようにしたり、伸ばすように働きかけなければ、容易ではなくなり、最初は、ちょっとした筋でもおかしくなったのではと、安易にとらえ、毎日をやり過ごしていました。とりあえず、仕事も何とか出来たこともあり、明日には治っているかもなどと思い、先延ばしにしていたのですが、全く治る気配も感じることもなく、1週間、2週間と月日は過ぎていきました。いよいよ、病院に行こうと思っていた矢先、知り合いの方に鍼灸の勉強をしている方がおり、会うことになった際に話をしたところ、ばね指という症状だと告げられ、毎朝といっていいほど、鍼灸治療を施していただき、時間はかかったのですが、スムーズに動くようになりました。完治という感じではないにしても、感謝の気持ちでいっぱいです。